今回は2つの重要なテーマについて質問を行いました。たくさんの方が傍聴に来てくださいまして、ありがとうございました。ここでは私の発言内容を投稿します。(正式な議事録と異なる場合がございますことをご了承ください。)

まずは「通過するまち」から「泊まるまち」への転換に向けた宿泊施設の誘致と観光滞在型のまちづくりについて伺います。

白岡市は首都圏からの交通利便性に優れ自然資源や農産物、地域イベントなど多くの魅力を有しているが、市内の宿泊施設が少なく観光やイベントに訪れる方が「通過するまち」となっている現状があります。今後、地域経済の活性化や観光振興を図るためには、宿泊機能を備えた滞在型観光の推進が不可欠であると考えます。

(1) 宿泊施設の現状と課題についてお聞きします。
まず、アとして 市内の宿泊施設数および近年の観光・交流人口の動向をどのように把握しているか伺います。

(答弁)

令和5年と6年を比べると7万人以上も増えている事がわかりました。市内でも様々な方がイベントを開催され白岡市の認知度もあがってきているのではないでしょうか。それでもまだまだ42番目ということですから今後新たな施策が必要です。

続いてイとして、宿泊施設の不足が地域経済や観光振興に与える影響について、市としてどのように認識しているか伺います。

(答弁)

市内の宿泊施設に泊まってくださるお客様のご意見も飲食店時代に数多くお話を伺っています。冠婚葬祭で訪れるご家族さん、スポーツ大会、ビジネスでの訪問など、かなり需要があると認識しています。
そして、宿泊施設の誘致や整備は、地域経済や観光振興に直結する重要な施策であると考えております。

私は産業建設常任委員会の視察において、行政側から様々なお話を伺う機会がありました。その中で、愛知県知多市における朝倉駅周辺整備事業を中心とした駅前ホテル誘致事業について、計画の経緯や入札条件、地域の発展戦略、市政の現状に関する説明を受け、大変参考になったところでございます。
このような実例を踏まえますと、本市においても宿泊施設の誘致や整備に際して、計画の明確化や地域資源との連動、事業者が参入しやすい仕組みづくりなどが重要であると感じております。

そこで
(2) 宿泊施設の誘致・整備に向けた方針についてお聞きします。
まずはアとしてホテルや簡易宿泊施設などの誘致・立地促進を進める考えはあるか伺います。

(答弁)

ここで再質問します。答弁の中で、「区域を創出していく予定である」とのお話がありましたが、現時点で想定している具体的な候補地やエリアがあれば、お示しいただきたいと思います。

(答弁)

本市が管理する公共施設の老朽化は確実に進んでおり、白岡市商工会館をはじめ、白岡市西口駅前会議室や中央公民館など、今後更新や整備を検討する段階にきている施設も少なくありません。
こうした施設については、将来的な売却や利活用を視野に入れることで、財源確保にもつながるのではないかと考えております。

また、土地についても、新白岡駅北側のエリア、南小学校とパークシティーの間の未利用地、白岡中学校周辺、埼玉栗橋線の篠津エリアなど、複合的なまちづくりが可能な場所が市内には点在しております。財政状況を踏まえると、民間活力を取り入れた官民連携型の複合施設の整備なども検討に値するのではないかと考えます。

今後、市民の皆さまからのご意見を丁寧に伺いながら、誰もが気軽に立ち寄れ、楽しみながら集える“居場所づくり”も含めて、幅広い視点で検討していただくようお願い申し上げます。

続いてイとして 宿泊事業者の参入を促すための支援策(補助制度、規制緩和、情報提供など)について検討しているか、お伺いします。

(答弁)

ここで再質問致します。

宿泊事業者に限らず、幅広い業種の事業者の参入を促進するために、進出を検討する企業からの相談を受けているとの答弁がありました。つきましては、実際にどのような内容の相談が寄せられているのか、また月あたりのおおよその件数はどの程度なのか、お伺いいたします。
あわせて、菁莪地区に立地したベルク白岡上野田店や、その周辺の事業者の進出についても、同様の相談対応が契機となったのか、経緯を含めてお聞かせください。

(答弁)

様々なご相談があるとのこと、理解しました。

続いて(3)地域資源と連動した滞在型観光の推進について
先ずはアとして 東武動物公園、柴山沼、駅周辺再開発などと連携した宿泊・観光拠点の形成をどのように考えているか伺います。

(答弁)

続いてイとして イベントや地域資源を生かした「泊まるまち」への転換を、今後どのように進めていくか伺います。

(答弁) 
たいへん前向きにご検討いただいているとの答弁を頂きました。

白岡市都市計画マスタープラン改正にかかる市民アンケート調査の結果では、「駅前で滞在できる飲食店が少なく、まちなかで買い物が楽しめない」という回答が最多で 456件 にのぼっており、市民の皆様も、駅前に滞在できる環境の整備を強く望んでいることが明らかになっております。

加えて、白岡駅の乗降者数が多いことは、宿泊や飲食事業にとっての潜在顧客となるだけでなく、乗降者数の多さが飲食店出店の判断材料になる統計的傾向もあると伺っております。
このため、駅周辺に滞在し飲食の機会が増えれば、大手飲食店の参入のきっかけにもなり、まちなかの活性化や観光滞在型まちづくりの推進につながると考えております。

先ずは駅周辺の活性化が市民の声にもありますように飲食店の店舗を増やすためにも駅周辺に考えて頂きたいと存じております。

地域の魅力を活かした滞在型観光の推進により、白岡市の「通過するまち」から「泊まるまち」への転換を図り、観光振興と地域経済の活性化につなげる取組をよろしくお願いします。