本市における移動スーパーによる買い物支援の公共性と施策の在り方について質問致します。

高齢化の進展や免許返納の増加により日常の買い物に不安をかかえる市民が増えている中、民間事業者による移動スーパーは地域にとって大変心強い取組であり、市民生活を支える重要な役割を果たしていると認識しています。

(1)として移動スーパーの利用方法やこれまでの売上の推移、おまな販売場所の状況に加え、利用者の年齢層、利用者数、対象者の傾向、利用者及び事業者からの声について、市としてどのように把握し分析しているのか伺います。

【答弁】

月に20日稼働すると仮定すると、1日あたりの売上目安は約7万2,500円から8万5,000円となります。ここから人件費、車両の維持費、商品ロスなどを差し引くと、現状の運営はかなり厳しいのではないかと感じています。仮に補助金などで車両を購入したとしても、5年後には再び買い替えが必要となり継続的な負担が発生します。

私は介護事業所を運営しておりそこにも移動スーパーが来ていますが、現場で感じるのは利用者が集まる場所では一定の売上が確保できる一方で、売上が見込めない場所については、いずれ巡回されなくなるという現実です。

実際に移動販売のスタッフからも「売れなければ継続できない」という声を聞いています。

また私自身が訪問事業を行う中でも、大山地域などは移動時間が長く民間事業としては非常に採算が取りづらい地域だと実感しています。

これは特定の事業者の問題ではなく、民間サービス全体がかかえる構造的な課題だと考えます。

現在市内では1日8か所から9か所を巡回しているとのことですが、今後売上が立たず巡回から外れる地域、いわゆる「空白地域」が生じる可能性が十分にあります。

再質問します。

市として、
・どの地域が採算上不利になりやすいのか

・将来的に撤退リスクがある地域はどこか

・現在すでに支援が届いていない地域がないのか

こうした点を把握・分析しているのか、市の見解を伺います。

【答弁】

見守りや相談などとセットにして「来る理由」を増やすことは、とても良い取組です。しかしながら、買い物支援を公共施策として、市が主体的に担う部分はどこなのか。

(2)  として市が取り組んでいる移動スーパーによる買い物支援について、行政事業として収益性を重視するのではなく、民間では対応が難しい地域や全市民に対し公共性の観点からどのような役割を果たすべきと考えているのか、市の見解をお伺いします。

【答弁】

私もカスミさんが来ることを楽しみにしていますが、地域の方もみんなすごく楽しみに待っている、こういうことを現場で感じる次第であります。

(3) 今後も継続的な移動スーパーによる買い物支援として事業が円滑に進むよう、市としてどのように考えているか次の点についてそれぞれうかがいます。

ア のりあい交通やささえあいカーとの連携・構築

イ 見守り機能(声かけ・異変察知)

ウ 公園や公共施設の利活用の促進

この3つについてお伺いします。

【答弁】

ただいま、移動スーパーとささえあいカー、デマンド交通は棲み分けされているとの答弁がありました。しかし現実には大山地区や沖山地区のように買い物する場所も移動手段も乏しい地域があります。

棲み分けの結果どの制度にも当てはまらず、支援からこぼれ落ちている方がいるのではないでしょうか。また今年度、来年度のアンケート結果を踏まえて対応するとのことですが、支援を必要とする高齢者は今この瞬間も暮らしています。調査を待つだけでなく現場の声をもとに暫定的でも具体的な対策を講じていただきたい。

再質問致します。

移動スーパーは民間事業であり採算が取れなければ撤退せざるを得ません。実際、大山地区や沖山地区のように近くに買い物をする場所がないにもかかわらず、移動や時間の制約から事業化が難しい地域もあります。

だからこそ取り残される市民をどう支えるのかは行政の役割だと考えます。大山地区や沖山地区を含めた買い物支援の在り方について、関係部署による検討会を設置し具体的な支援策を検討すべきと考えますが、市の見解を伺います。

【答弁】

買い物支援は単に物を届けることではなく、人と人をつなぎ、安心を届ける大切な取り組みだと思っています。市民の皆さんがこれからも住み慣れた地域で笑顔で暮らし続けられるよう行政と事業者、そして地域が力を合わせ、持続可能な仕組みづくりに取り組んでいただくことをお願いし、私の質問を終わります。