私は普段から介護事業に携わっていることから国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金の活用などで本当に困っている後期高齢者への生活の支援は大変ありがたく感じております。

しかしながら、後期高齢者になって年金生活では物価の高騰もあり介護が必要になってからの金銭的な負担は大変厳しい状況が続いています。「介護保険」や「医療費」も重くのしかかっていると実感します。白岡市高齢者福祉計画の第8期介護保険計画から第9期介護保険計画に変わり利用者負担金も増えるか心配です。ここでは「誰もが生き生きと健やかに暮らせるまち」を基本目標として「地域支援事業の充実」について質問します。

昨今、第9期介護保険計画 (案)に対するパブリックコメントも実施されましたが

(1) 白岡市地域支援事業配食サービス業務の本年度実績と概要について

ア 宅配弁当の一日当たりの配食数は

イ 食べる方はどんな人か。

ウ 週に何回頼めるか。

エ 代金の支払い方法は

オ 安否確認とは。
について質問致します。

12月末現在で35人の方に御利用いただいており、1日15食程度、 ひと月に450食程度を提供している状況です。
1食当たりの利用料は、食材及び調理に係る費用に相当する額の300円で、支払いは、翌月にまとめて現金払いか口座振込み、またはチケットの事前購入となっています。また、この配食サービス事業は、高齢者にとって栄養バランスの取れた 食事の提供を行うとともに、配達時に利用者の体調を確認するための声掛けを行うなど安否確認を目的として実施しています。

万が一、利用者の異常を発見した場合は、直ちに緊急連絡先及び関係機関に連絡を行うものです。300円で食べられる配食サービスは対象になる方にとって、大変ありがたい市の 取り組みですが、市内高齢者の人口から見ても、現在のサービス利用者35名は少なすぎると考えます。

先日行われたサービス担当者会議で委託している配食サービスの話題になり利用者さんへの対応が遅い、年齢条件など使い勝手が悪いと話題に上がり、私も報告を受けました。いつ訪れるかわからない介護生活では、病院から退院してすぐに 食事を提供できるような工夫や、対象となる方への更なる情報発信など、改善をお願いします。

また、食事を提供する側としても不安な点が多いです。当然ながら実績が伴わないと難しい仕事ですが、利用者の健康状態、安否確認をするにあたり、ご本人はどのようなコミュニケーションが取れる方なのか、サービスの向上を考えると宅配に時間が掛かりますし、事前情報がとてもに重要になってきます。

そこで再質問します。利用者の情報提供はどのようになっているのですか、医師やケアマネジャーの連携はできているのか質問します。

様々な業者の方が見守り事業とて多種多様なサービスがあります。配食サービスに安否確認を織り込むのは高齢者にとっても喜んでいただけると考えますが、先ほどの質問の(オ)安否確認は、見守りの充実として介護では医療と連携が重視される中で栄養が取れない方への、総合栄養剤やオムツ等の配布など配食ツールを使い、より充実した連携などを提案します。


つづきまして(2) 白岡市地域支援事業配食サービス業務プロポーザルの条件と結果について 質問します。

白岡市地域支援事業配食サービス業務プロポーザルに参加した事業者は1社とのことでした。これは条件のハードルが高いのかプロポーザルの告知や募集方法に問題があるのではなかろうか。白岡市でも介護弁当を配達する業者は数多く存在しますので、参加しやすい工夫と質問内容には、過去のよくある質問などを追加して簡素化して行政職員の職場の軽減なども考慮し参加者が増えるよう提案します。また、昨今の重点支援地方交付金を給付する背景は、経済も安定していないことから

(3) 物価高騰が予測される時代に3年間の白岡市地域支援事業配食サービス業務プロポーザルは、はたして向いているのか、質問します。

委託業者の負担など考慮すると、2年間がいいと考えます。経済も著しく変化するのが早い事と、現在、白岡市介護保険等運営協議会委員を募集しますが、3年で次の方に移り変わるわけですから2年間だと結果報告改善と任期中にでき、第9期が終わるころは資料作成で忙しくなる事から工夫が必要だと考えます。是非ご検討をお願いします。

白岡市高齢者福祉計画・第8期介護保険計画から第9期介護保険計画に変わり「地域支援事業の充実」を基本目標とすることから利用者が選択できる弁当や、質の向上の維持も考え、沢山の業者に参加して頂く事でしっかりと支えることが重要になってくると考えます。

参加した事業者の1社は市外業者に委託しています。配食と、安否確認をより良い配食サービス事業にするために、市の資源を活用してはどうでしょうか。
情報処理は組合、配送・見守りの部分は地域のボランティア団体に委託したり、医療と介護の連携の観点から、医療食の提供を検討したりするなど、オール白岡で、高齢者の暮らしを支えることはできないでしょうか。

(4)としてより良い配食サービス事業にするために、市の資源を活用してはどうか、質問します。

行政ではアジサイセンターの売り上げに貢献する体制や組合などに提案をして管理する方法、地元業者を利用してオール白岡で地産地消に取り組んだり、白岡市のお米や野菜などを使っていくことで市内の業者が潤っていくと考えます。
これからも景気は厳しく予想される中で、市内の飲食店は空き店舗や廃業が続く恐れから市内の沢山の業者に声をかけ、その中で検討していく、また、私が介護の勉強を進める中で「その人らしい生き方」や「尊厳」も大事なことから介護予防のためにも選べる選択があっていいと考えます。また、食べる喜び、選ぶ喜び、白岡市独自の仕組みづくりを希望します。

「白岡市はこんなサービスしているよ」「お年寄りにやさしい市だね」と、高齢者の方の利便性を追求し「誰もが生き生きと健やかに暮らせるまち」を基本理念とすることから高齢者介護の充実と市内業者の販売促進をするために、第9期介護計画は白岡の発展に繋がる大切なことだと考えます。

令和4年度の高齢者等実態調査報告書では、「行政に期待する事」で922人の回答者 総数の中で41.9%の方が「自宅で受ける介護サービスの充実」を求めています。統計で1位です。そして2位は在宅で 介護する家族に対する支援充実です。ご自宅が好きなんです。自分で買いに行けない、選べない、これでいいのでしょうか。

市内業者が潤うまちづくりも必要です。これでは白岡市にお住まいの方は市外にお金を使うばかりですから市内経済はまわりません。せめて行政は地元の業者を使う意識が必要と思いますので是非検討よろしくお願いします。