本市では第6次白岡市総合振興計画の重点取組項目の一つでもある交通ネットワークの充実について、地域の方々からの非常に多くのご意見をお聞きします。背景にはケンちゃんバスの東伸団地―白岡中央総合病院線の廃止や、高齢化、免許返納など様々な不安要素も重なったと思います。

政策目標の公共交通の充実の1つとして、平成26年10月から開始されたオンデマンド型公共交通であるのりあい交通は、来月10年目を迎えます。そこで、のりあい交通について質問します。

(1)として公共交通の利用実態調査から、現在までの改善点と今後についての進捗といたしまして
ア のりあい交通の運行時間延長や日曜・祝祭日利用などについて
イ のりあい交通のネット予約について。
ウ キャッシュレス決済の導入について。
エ 近隣市町と連携した運行の実施ついて。

アイウエについて質問します。

白岡市地域公共交通会議及び白岡市地域公共交通確保維持改善協議会において、市民の意見を反映させるための検討を行っていると答弁にもありました。現状は非常に難しいと認識しています。

しかし、市民の声はどこに行ってしまうんでしょうか。

医療機関への移動に需要が集中している事も答弁からわかりました。交通弱者でもある高齢者は月1回の通院である場合が多い、

(2) として一週間前からのりあい交通の予約では混雑するが、月ごとの予約は可能なのかうかがいます。

(1)の答弁にもあったように、85パーセントの利用者が電話で予約をしており、特に連休明けの早い時間帯などに、予約センターへの電話が集中し、電話が繋がりづらいという事態が生じています。今後を見据えDxを普及していくためにも、例えば、電話は1週間前から、ネットは1ヶ月前から予約可能など差別化を図り、電話予約からネット予約へうまく誘導ができるような方法を検討頂きたい。

続きまして令和6年10月から運航車両台数を4台に増車すると伺っています。

(3)として のりあい交通では、10人乗りなどの車を利用することは考えないのか。質問します。

現在の運行状況よりさらに増えていく利用者や、利用頻度の多くなる場所も想定して、引き続き協議してください。

つづきまして今後の展開では協力していただく地域公共交通の事業者のためにも新たな利益獲得、収支率の改善など考えなくてはなりません。

(4)として企業のスポンサーなど募り、コスト削減や運航エリア拡大はいかがでしょうか。質問します。

更にのりあい交通のイメージをかえるために、新たな取組として
(5) 「のりあい交通を利用したおかげで、地域の方とお友達になれた」を目標に、飲食店など集まる場所や、買い物のスポットに販路拡大はいかがか。質問します。

市民のニーズも多様化しています。利用ニーズを的確に把握しながら、新たな施策展開に期待します。続きまして、高齢者の運転免許証自主返納は、政府や行政で呼びかけていますが、介護サービス利用者も多いことから、

(6)介護予防施設、地域包括支援センター、地域コミュニティ施設などへ、登録や予約の周知の連携を図ってみてはいかがかうかがいます。

続きまして(7)として、のりあい交通を普及するため、説明会など実施してみてはいかがかうかがいます。

出前講座では地域で行われる集会や団体の会議などで開催となっています。孤立する交通弱者にはハードルが高すぎはしませんか。白岡市地域公共交通会議及び、白岡市地域公共交通確保維持改善協議会の名簿を拝見すると、白岡市行政区長会、白岡市民生委員、児童委員協議会、地域包括支援センター、白岡市商工会、白岡市老人クラブ連合会、その他でも多くの団体が参加されています。地域や団体に持ち帰っていただき、のりあい交通の出前講座の普及を進め、対面式での情報発信をお願いします。

また出先からのりあい交通の利用として、携帯でのアプリ導入やDXでの情報発信なども必要だと考えます。将来に向けて市民の皆様の地域公共交通の確立は、大変重要になってきます。今後も市議として、これからも積極的に提案を続けて参ります。