近年、食品加工メーカー、観光協会、自治体、などが主催する「郷土料理」「ご当地グルメ」「B級グルメ」「B-1グランプリ」など、町おこしとして食をテーマにしたイベントが、各地で行われてきました。近隣市町でも地産地消の取組の一環として数々のご当地グルメが誕生しました。例にあげれば東松山のやきとり、北本トマトカレー、こうのす川幅うどん、行田のゼリーフライ、深谷の煮ぼうとうなど皆さんの記憶に残る各市町の代表グルメです。
商工会では白岡市推奨特産品認定商品がありますが、商品と販売店舗数を確認し、調べてまいりました。
推奨特産品は2年ごとに商品の認定や登録が行われ登録料は税込み2200円掛かります。
過去5回の認定の申請事業所は、平成28年度は11件、平成30年度は13件、令和2年度は14件、令和4年度は14件、令和6年度現在は13件と横ばいの状況です。
登録商品の件数は平成28年度は23件、平成30年度は24件、令和2年度は26件、令和4年度は22件、令和6年度現在は20件です。
令和2年を境にコロナ禍の影響なのか登録商品は減っている現状です。改めて市の取り組む
(1)特産品について質問します。
ア として、これまでの特産品として「シラオカ麺や白岡の恋人」の販売店舗数の推移を伺います。
答弁
シラオカ麺は店舗の閉店などもあり苦戦している状況ですが、
しらおかの恋人では増えている現状もわかりました。続いて、
イ として、市での特産品の販売方法を伺います。
答弁
秋の彩りフェスティバルも盛大に行われマグロの解体ショーも大人気でした。シラオカ麺や白岡の恋人も活気づいて市内の認知度も上がってくる良い取組だと思います。続いて、
ウとして、過去の特産品開発の実績について伺います。
答弁
金ゴマとドライトマトのイタリアンふりかけやトマトジュレの事は私も記憶にありますが、飲食店では無料で調味料として置く商品としても非常に高価なもの、そして当時ジュレも流行っていましたが、飲食店で使うにはさほど珍しいものではない印象でした。
再質問します。「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の一環で特産品開発事業で小売販売にいたらなっかった原因は何でしょうか。また、経験として何を得たのでしょうか。
答弁
私は一番大事なのはマーケティングだと思います。市場調査や競合分析、商品企画・開発、広告宣伝活動、販売促進、 効果検証、そして会議の進め方は非常に重要です。それぞれの専門分野の知識と経験が必要です。今後の白岡市は梨団地やイチゴノオカなど未来に向けて様々な展開が予想される中、次に取り組むべき事は特産品の開発や販売そしてその準備が必要だと考えます。答弁から価格や完成後の戦略も重要と認識されている事がわかります。今後ふるさと納税の売り上げを上げる為にも
(2)として特産品の開発や販売において今後の見解をうかがいます。
答弁
答弁から現在の取組として見える事は各店舗が商品開発をするうえで各々のお店のレベルがあがり、協力を頂いたお店に足を運ぶきっかけになると思います。とても良い企画です。一方でイベントに参加するには、少人数で働き利益をだしていることから参加は難しい、また、イベントが行われる地域以外でお店を開けていてもお客さんは来ないなど様々なご意見を伺います。
市民団体の方々のマルシェなども盛大に開催されて沢山にぎわっていますが、市外のキッチンカーや販売店が多く参入し、「いつも白岡市さんには、お世話になっています。」と言う方もいらっしゃいました。白岡市のイベントは売れるよねでは仕方ありません。イベントにはテーマを決め、目的をはっきりとさせることも必要です。
例として圏央道グルメ大会などを企画立案をし、一位を決める大会も、まちおこしには必要ではないかと考えます。 そして県内外からの参加者やグルメ好きが集まるイベントにするのも面白い、白岡市の名を売る事で認知度があがり地域の農商工の活性化に繋がると考えます。いままでは「白岡って何処?」 でした。白岡市の持っているポテンシャルは都心に近く自然とも遊べるまち、圏央道も近くを通り、交通の利便性が高い地域です。観光ビジネスに力を入れるには都心から、ちょうどいい距離です。将来を見据え白岡市から特産品の開発・販売・準備として市外に向け発信するアイデアと仲間が必要だと考えます。
(3)として特産品の市内外での知名度は、どのようにしたらより上がるか、開発から販売までそして持続可能なプランを市民から募集してみてはいかがか質問します。
答弁
市内には、様々なアイディアをお持ちの方やイベント経験の豊富な方もいらっしゃいます。定年後に働ける環境作りも必要です。一般公募することで新たな市民を巻き込み、そして市外からの注目されるように発信する事が大事ではないでしょうか。
近隣市町でも地産地消の取組として数々のご当地グルメが誕生しました。
日本の魅力ある食文化は世界的にも評価されています。文化庁では地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、「100年フード」と名付け、継承していくことを目指す取組を推進しています。白岡市の食文化として次世代に残していきたい。今後の取組と発展に期待します。
※正式な会議録ではありません