食をテーマに今度は学校給食について質問します。
学校での課題問題点は様々で、学校給食費の無償化もささやかれる中、白岡市の給食はどのように提供されているのか、気になる所です。食を通して健全な教育と家庭内の環境改善などに取組み、すこしでも問題の解決に向かうよう、質問をします。
文部科学省の食育の推進では、偏食、朝食欠食など子どもの食生活の乱れ、肥満傾向の増大など健康への影響を改善する事を目的とし、栄養教諭を中核とした学校・家庭・地域の連携による食に関する指導の体制整備が必要であると書かれています。まずは
(1)として学校給食について教育の観点からアイウエについて質問します。
ア として 食育についてどのように取組をしているのかうかがいます。
答弁
特に良い所は「バランスの良い食事」を学習する中で小学6年生が授業の中で考えたメニューを実際に給食に出す取組はたいへん素晴らしいと感じます。是非全校でも取り組んで頂きたいと思います。
イ として献立や食材はどのように決められているのかうかがいます。
答弁
先ずは献立では試行錯誤しながら考えているのがわかりますが、食育の推進では学校・家庭・地域の連携とあります。先日、南小学校50周年記念に行きました。マスコットキャラクターのシラオカメンは大人気でした。献立にシラオカ麺が出てきても、良いじゃないですか。大人になっても白岡市にはおもしろい給食があったと、思い出になります。食材に関して、値段、見た目、骨の有無など、しっかりと携わり尽力されているのがわかりました。つづきまして
ウ として 「彩の国ふるさと学校給食月間」の取組はいかがでしょうか。うかがいます。
答弁
良い取組です。今後、イチゴノオカ、シラオカメン、白岡の恋人、白岡特有の食の話題などを伝えるのもふるさとへの愛着に繋がると考えます。白岡産の旬野菜、素晴らしいです、しかし献立名も重要です。切り干し大根のカレーそぼろ丼って、小中学生からしたら少々地味です。実際の献立にもありましたが、ただの「カレー」ではなく「魔法のカレー」と書いたら何だろうと興味をそそられます。
苦手な食材が入っていても、食べてみようかなと思うかもしれません。私もトマト嫌いでしたが、地産地消の一環でゴマとトマトでラーメンを作りました。ゴマといえばセサミン、セサミンは若返りに効果があると注目され肝機能を改善し、コレステロールを減少させ、脂質代謝を促進するなど、多くの効果と効能が明らかになっています。また、トマトといえばリコピン、リコピンには強い抗酸化作用があり、増えすぎた活性酸素によるシミやしわ、免疫機能の低下などの予防・改善に効果があります。そのように聞けば食べたくなったのではないでしょうか。苦手食材の克服につながる学校給食月間もいいと思います。つづきまして
エとして 残食率はどのくらいかうかがいます。
答弁
残食率について、理解しました。(2)にうつります。
(2)として残食率の改善はどのようにしているのかうかがいます。
答弁
苦手な食べ物があること自体は、決して悪いことではありません。しかし、給食は子どもたちの発育において重要な栄養を取れるようにと考えられています。少しでも食べられる量を増やせるように、工夫が必要です。
桶川市では令和6年3月に学校給食のアンケートを実施しています。また、給食を残す理由は苦手なものが出るからが1位、量が多いから2位、食べる時間が短いからが3位です。中学2年生の意見では 「私はいつも残さず食べていますが、食べきれない人や休みの人がいて大量に給食が余ることがあります。せめてパンだけでも、家に持って帰って家族に食べてもらうことなどはできないのでしょうか」
これが現場の声です。
再質問します。白岡市でも学校給食のアンケートを実施してはいかがか。質問します。
答弁
是非、前向きにご検討ください。
2019年に「食品ロス削減推進法」が施行され、政府や自治体、企業において食品ロス削減に向けた取組が広がりつつあり、学校現場においても、学校給食実施に伴い発生する食品廃棄物の3R(リデュース、リユース、リサイクル)促進とともに、食育の観点からも、児童生徒に対して、教科等の中で食べ物の大切さや作り手への感謝の気持ちを抱かせることなど、児童生徒の食品ロス削減に関する理解増進も図られています。
つづきまして、埼玉県学校給食調理コンクールに参加した市町は現在、令和6年度は14件です。隣の久喜市は2年連続で受賞しています。また、宮代町立学校給食センターチームが埼玉県・さいたま市教育委員会教育長賞(第1位)を受賞しました。
(3)として学校給食調理コンクールの取組はいかがか、うかがいます。
答弁
白岡市外の学校に勤務される教員の方から、白岡市の給食は本当に美味しい、と言うお声も聞きます。調理する方々のモチベーションにもつながります。
再質問します。学校給食調理コンクールの取り組みはいかがか伺います。教育長お願いします。
答弁
白岡市も負けていられません。是非検討宜しくお願いします。
つづきまして(4)として学校給食について食文化の観点からアイウとしていくつか伺ます。
アとして、地産地消の取組を行っている食材は、何品目あるのか。
イとして、白岡市独自の献立はあるのか
ウとして、食材の納品に市内業者はいるのかうかがいます。
答弁
アについて、
児童生徒へ市内産農産物の関心を高めること、地産地消の推進をはかるためにも、今後品目数が増えることを期待します。
イについて、新メニューができたとの事で、子どもたちの反応が楽しみです。SDGs、地産地消、食と健康、そして白岡の食文化として次世代に残るようなメニュー開発に引き続きご尽力頂きたいと思います。
ウについて、急激な価格変動により対応が難しいなど、沢山の市内業者が辞めていくのを見てきました。業者側も頑張らなければいけない課題ですが、市内業者であればもちろん税収も白岡市です。新しい業者等へのアプローチも推進していただきたいと思います。
続きまして(5)として、家庭の食事や、市内飲食店のメニューの中から、持続可能な開発メニューやレシピを公募してみてはいかがかうかがいます。
答弁
先ほど「現場の声」と話し、桶川市のアンケートについて触れましたが、給食が好きな理由の1位は美味しいから、2位は友達と一緒に食べられるからです。
実際に食べるのは子ども達であり、子ども達の感想を1番に聞くのはご家族です。そのような会話は食を通したコミュニケーションになります。話題作りとしても家庭環境の改善につながります。
ここまで教育と食文化の観点から質問しましたが、食品ロス、地産地消、食を楽しむ献立の改善、食を通じた地域の活性化、など課題は様々です。食を通じて学校教育の向上、そして地域との連携を推進し、様々な学校問題の解決に向け新たな取組に期待します。
※正式な会議録ではありません