行政は財政運営をおこなう上で住民の理解を得て、市民が納得するように税金を有効に活用する必要があります。行政が予算編成をする目的は、住民から徴収した税金を住民のために適切に運用・管理することです。そして、 最終的に予算を決定するのは議員が集まる議会です。
議員として2年目になり、より市の予算・決算について事細かいところまで理解を深めたい、また他市町村の事例や状況について学びたいと思い、市町村議会議員研修【自治体予算を考える】の研修を受講しました。
令和6年8月8日から9日の2日間、滋賀県大津市にある全国市町村国際文化研修所にて行われ、今回は全国から122名の議員が参加されました。
1日目は、開講・入寮オリエンテーションを行った後、武庫川女子大学経営学部 教授 金﨑健太郎先生より2つの講義とグループ討議を行いました。金﨑先生には、両日一貫してお世話になりました。
【講義内容】
自治体予算の原則
歳入・歳出予算の基礎とそのチェックポイント
2日目は、講義と、演習としてグループ討議、発表と質疑を行いました。
【講義内容】
財政の現状把握~地方公会計の活用~
まずは基本的な内容から始まり、復習となる内容もある中、事例やグラフを基に細かな説明を頂いたことで、より一層理解を深めることができました。実際に、ある市の当初予算案を参考にして一般会計を中心にご説明頂き、対前年度の伸び率、金額の増減と主要な要因、又、歳入の状況や税収の動向、歳出費目(目的別)(性質別)増減と要因についてや、着目すべきポイントまで詳しく学びました。
講義が続くにつれかなり高度な内容になっていき、予算・決算の全体像を学ぶのと同時に、他市町村との比較、白岡市のこれからの課題問題点についても認識する事ができました。
グループ討議では、事前に提出したアンケートを基に地方議員の方々と意見交換を行う中で、地域によっての予算特別委員会や決算特別委員の有無や在り方、予算についての審議の場の有無、情報公開の在り方など、地域によって様々な情報共有ができました。
今回の研修では講習以外の会話の中でも人口問題、財政問題、DX推進、公聴広報、行政の人事体制についてなどについても情報交換をし、多方面から学び、考えることができました。
2日間みっちりの研修に、多くの学びを得ました。今後の活動に活かして参ります。
ちょうど、1日目の夜、びわ湖大花火大会が開催されていたようで、宿泊施設まで音が聞こえました!
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