人口減少社会及び少子高齢化が進む中、白岡市が将来にわたって活力を維持していくためには、人口の流出を防ぐとともに若年層や子育て世代が増加するまちづくりに努めていかなくてはなりません。

白岡市の魅力を整理するために市が行った20歳以上の男女に行った、市民意識調査【白岡市のイメージ・平均値】では、「自然災害が少ない」「田園風景が広がっている」「自然環境が豊かである」など安心して生活ができるイメージが上位に上がる中、「中心市街地に活気がある」が最下位であり、市民の声は、〖駅周辺に活気がない〗という現状がデータから見受けられます。

駅周辺の飲食店や小売店の廃業が続く中、市民の方からも実際に昼間の食事処が少なく不便との声を伺います。多くの市民や市外住民が利用し、目に触れる機会の多い駅周辺は、今後の人口減少や、少子高齢化に対応した持続可能なまちづくりを進める上で、重要な拠点となる、まちの顔です。

そこで会員でもある白岡市商工会に行き現状の把握をして参りました。商工会は地域活性化のため、現在もたくさんの事業に取り組んでいますが、本会員は平成16年には約827名、現在は約740名に減っています。特に気になったのが商店会は市内各地域に9団体ありますが、平成16年の市内の商店会加入店舗数は358店舗、現在は177店舗と、半分以下にまで減っています。

そこで白岡市では、白岡駅・新白岡駅から半径300メートル以内にある空き店舗を活用し、新規出店される小売業・飲食業の方を対象とする、駅周辺空き店舗出店支援事業を開始しました。新規出店される小売業・飲食業の方への、市の重要な取り組みです。

そこで(1)の質問として、駅周辺空き店舗出店支援事業の市の取り組みと現状について

マクドナルドやスターバックスジャパンなど大手企業の出店基準に満たない駅者数や店舗面積などが出店を見合わせる要因となり、やはり今後の都市計画道路整備や白岡市西口駅前広場整備が最重要だと認識しています。現在のある店舗の閉店や廃業にも歯止めが必要と考えます。

そこで(2)の質問として、廃業や開業の相談の充実についてどう考えているのか

私が商工会に現状を確認しに行った際、新規出店の問い合わせは本年度2件であったと伺いました。そのうち1件は市外に出店されました。物価の高騰や社会情勢も厳しい中、近隣市町と比べ何か魅力的なものがないと、新規出店も難しく、今後の支援事業の推進にも影響があると考えます。

そこで(3)の質問として、駅周辺空き店舗出店支援事業の補助を受けて小売業や飲食業への開店後のフォローをどう考えているのか

私は先代から飲食店を受けつぎ創業40年となった会社を、行政の取り組みや地域の皆様と一緒に白岡市で営んできましたが、小売業、飲食業の10年継続率は1割と言われる通り、本当に厳しいものだと実感しています。駅周辺の活性化は、今後の白岡市の発展と、商人たちが潤い、商人を育てる街として住みよい街の実現の第一歩だと考えます。創業後のフォローも重視して、白岡市の魅力ある街づくりと活性化のため、改めて検討を宜しくお願いします。